2月4日(ブルームバーグ):パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロース氏は、新興市場からの商品需要が急拡大していることを受けて、投資家は消費者物価(CPI)の総合指数に注目するだろうと述べた。
グロース氏はブルームバーグのラジオインタビューで、エコノミストの大半は、いわゆる食品とエネルギーを除くコア物価指数に注目していると述べ、その理由について商品価格は変動しやすく、平均へと回帰する傾向があるためだと説明した。
グロース氏は「総合指数とは対照的にコア指数に注目することは、新興市場で石油やエネルギーだけでなく、食品や商品関連製品にまで需要が非常に高いという事実を軽視することになるだろう」と述べた。さらに、「連邦準備制度理事会(FRB)のエコノミストが期待するような平均への回帰は起こらない可能性がある。私は今後、総合指数に注目するだろう」と続けた。
原題:Pimco’s Gross Says Focus on HeadlineInflation Data: Tom Keene
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