[北京 23日 ロイター] 2011年の中国の銀行新規融資目標をめぐり、中国国家発展改革委員会(NDRC)と中国人民銀行(中央銀行)の間に意見の相違がある。23日付の経済観察報が関係筋の話として報じた。
NDRCが経済成長への影響を懸念しているのに対し、人民銀行は銀行融資の抑制を望んでいるという。
同紙によると、人民銀行が6兆5000億元の融資目標を提案していた一方、NDRCは8兆元を提案。NDRCは結局、国務院(内閣に相当)への最終提案でこれを2010年の目標と同じ7兆5000億元に修正した。
報道は、政策決定をめぐる当局内部の意見の対立を伝える数少ない記事。
アナリストによれば、中国人民銀行は金融政策を決定するが、独立性を欠き、金利や人民元に関する主要な決定には国務院の承認を必要とする。
一方、政府当局者によると、NDRCは政策決定にきわめて重要な役割を果たしている。
0 件のコメント:
コメントを投稿