8月12日(ブルームバーグ):世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロース共同最高投資責任者(CIO)は、債券投資で米国よりもカナダとブラジルを選好している。カナダ紙グローブ・アンド・メール(オンライン版)が報じた。
グロース氏は同紙とのインタビューで、カナダなど債務の対国内総生産(GDP)比率が低く、支払い能力のある金融機関を持つ国に「畏敬の念」を抱いていると語った。さらに、カナダは米国よりも「好ましい投資先」となったと述べた。また、ブラジルとカナダの国債への「エクスポージャー」を高めていると明らかにしたという。
さらに、米国債の利回りはなお低水準にあるため、確定利付き資産で別の投資先を模索していると同氏が語ったと伝えている。PIMCOの運用資産は1兆1000億ドル(約95兆円)余り。
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