8月16日(ブルームバーグ):資産家ジョージ・ソロス氏のヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネジメントは4-6月(第2四半期)に、金融株が下落する中で、米銀JPモルガン・チェースとPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ、USバンコープの株式を売却した。
250億ドル(約2兆1300億円)を運用するソロス・ファンドは第2四半期中にJPモルガンの株式約240万株を売却。米証券取引委員会(SEC)への届出書で16日明らかにした。6月末時点では10万7500株、390万ドル相当を保有していた。
JPモルガンやシティグループなど金融サービス24社で構成されるKBW銀行指数は第2四半期に11%下落した。ソロス氏はUSバンコープ株の保有も3月末時点の203万株から2万2600株に減らした。
同氏はまた、ブラジルの国営石油会社、ブラジル石油公社(ペトロブラス)の全保有株を売却。3月末時点の保有株は2億3300万ドル相当と、最大保有銘柄の1つだった。ペトロブラスの株価は第2四半期に22%下落した。
ソロス氏の広報担当、マイケル・バション氏はコメントを控えた。
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