2010年8月8日日曜日

米バークシャー、純益40%減=デリバティブ損失響く―4~6月期

8月7日20時0分配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が経営するバークシャー・ハサウェイが6日発表した2010年4~6月期決算によると、純益は前年同期比40%減の19億7000万ドルとなった。株価の下落を背景に、デリバティブ(金融派生商品)部門で14億1000万ドルの損失を計上したことが響いた。


米バークシャー:4-6月は40%減益、デリバティブで損失

8月6日(ブルームバーグ):米資産家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの4-6月(第2四半期)決算では、純利益が前年同期比で40%減少した。世界的に株価が下落するなか、株価指数デリバティブ(金融派生商品)取引で損失を計上したことが響いた。

  同社の6日の発表によると、純利益は19億7000万ドル(1株当たり1195ドル)と、前年同期の33億ドル(同2123ドル)から減少した。一部の投資結果を除いた営業利益はクラスA株1株当たり1866ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト4人の予想平均の同1456ドルを上回った。

  株式デリバティブ取引の損失は18億ドル。前年同期は19億6000万ドルの利益を計上していた。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引の損失は3億2000万ドル。前年同期は利益が3億9100万ドルだった。

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