6月23日(ブルームバーグ):資産家のジョージ・ソロス氏は、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏諸国の財政緊縮策の影響を緩和するため、量的緩和を実施すべきだとの見解を示した。
ソロス氏は23日にベルリンで記者団に対し、ECBは「財政が脆弱(ぜいじゃく)な国の債券を買い入れによって下支えしているが、必要とされる財政緊縮策の影響を緩和するための量的緩和が必要だ」と指摘。ただ、量的緩和は資産バブルを招くため「非常に危険だ」とした上で、「緊急事態における極めて一時的な利用」に限るべきだと述べ、「今は緊急事態だ」と付け加えた。
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