5月28日(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レーティングスは、スペインの信用格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げた。
フィッチが28日発表した資料によれば、同社はスペインの格付けを「AA+」と1段階引き下げ、見通しは「ステーブル(安定的)」とした。同社はスペインに対し、2003年以降トリプルAを付与していた。同業の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先月28日に、スペインの格付けを「AA」に引き下げている。
フィッチの欧州・中東・アフリカソブリン格付け担当責任者、ブライアン・クルトン氏は資料で、「民間部門・対外債務の水準引き下げに向けた調整過程で、スペインの経済成長率は中期的に大きく低下する見通しだ」と説明した。
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