5月20日(ブルームバーグ):米金融機関ゴールドマン・サックス・グループは、マレーシア・リンギットとインド・ルピー、フィリピン・ペソの対円での上昇を見込んだ投資をやめるよう勧めている。
ゴールドマンのアナリスト、フィオナ・レイク氏らがまとめた20日付のリポートによると、欧州連合(EU)が発表したユーロ圏諸国に対する7500億ユーロ(約83兆円)規模の包括的金融支援策が「市場のリスクに対する不安を和らげる」との予測に基づき、同社は10日からアジア通貨の上昇を見込んだ取引を開始した。その結果、過去10日間で3.5%の損失を出したという。
リポートは「市場にはわれわれが想定していたよりも不安が強く残っている」と指摘している。
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