5月4日(ブルームバーグ):4日の欧米市場では株式オプション指数が大きく上昇。投資家の悲観度を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス(VIX)が取引時間中としては2月以降で最も高い水準を付けたほか、欧州のVストックス指数は、終値ベースで昨年8月以来の高水準となりそうだ。欧州の債務危機がスペインやポルトガルに波及しているとの懸念が背景にある。
VIXはニューヨーク時間午前11時11分現在、前日比27%上昇の25.58。同指数は、S&P500種株価指数の下落に備えた保険として利用されるオプションのコストに連動する。また、ユーロ・ストックス50種株価指数が下落した場合の保険として使われるオプションの費用に連動するVストックス指数は16%上げて33.21。
ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズのオプションストラテジスト、クリス・リッチ氏は「懸念されているのは、スペインとポルトガルも救済しなければならないのか、ということだ」とし、「皆が不安を抱いており、株価指数の変動幅は日々大きくなっている」と指摘した。
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