3月28日21時0分配信 Record China
2010年3月26日、環球網によると、米華字サイト・世界新聞網は25日、人民元の為替レートがまもなく切り上げられるとの予想の影響で、世界各地の投資家や市民が人民元を積極的に買い集め、人民元の現物が不足し始めていると伝えた。
記事によると、台湾のある大型銀行の責任者は、「最近市場では二つの大きなトレンドが目立つ。一つは市民の人民元の買い入れ量が大幅に増加していること。もう一つは一部の銀行の手持ちの人民元が減り、『品切れ』状態を起こしつつあることだ」と語り、「一部の銀行がHSBCやバンク・オブ・アメリカに人民元の現物を注文しても手に入らなくなっている」と、人民元の現物が不足し始めている状況を説明する。
これに対し、銀行関係者は「HSBCやバンク・オブ・アメリカは人民元を中国人民銀行(中央銀行)から直接購入しているのではなく、国際市場から調達しているため、人民元の切り上げ予想が現物不足を生じさせているのだろう」と話し、「人民元は国際的に自由に流通している通貨ではないため、これも現物不足に拍車をかける原因になっている」と分析している。
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