3月30日(ブルームバーグ):モルガン・スタンレー・アジアのスティーブン・ローチ会長は、バブル発生を防ぐため、世界各国の中央銀行は「先制的」に利上げを始めるべきだと述べた。
ローチ会長は30日、香港でのイベントで「私の考える正しい結論は、将来こうした類の問題の発生を回避するため、われわれは先制的になる必要があるということだ」と指摘。「金融政策の目的は混乱の収拾ではなく、将来の混乱回避のため世の中の流れに逆らって行動することだ」と語った。
また、「危機のただ中に各国の中銀が設定した政策金利を現在も維持するのが本当に適切なのだろうか」と疑問を呈し、「緊急事態から金利はゼロに引き下げられたが、今は世界中の中銀が緊急事態は過ぎ去ったとの見解を示している」と述べた。
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