2010年3月4日木曜日

50ドル札の肖像をレーガン大統領に、米下院議員が法案提出へ

3月4日18時51分配信 CNN.co.jp

(CNN) 50米ドル札に描かれている肖像画は現在、ユリシーズ・S・グラント第18代大統領だが、これをロナルド・レーガン第40代大統領へ変更するため、米ノースカロライナ州のパトリック・マックヘンリー下院議員(共和党)が法案を提出する意向を表明した。

変更時期は、故レーガン大統領の生誕100年を迎える来年2月としている。

マックヘンリー議員は、レーガン大統領が近代の政治家であり、米国を政治的にも経済的にも大きく転換させたと業績を評価。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが2005年に実施した歴代米大統領のランク付けで、レーガン大統領が6位と高位だったがグラント大統領は29位の低位だったことを指摘している。

同議員は、21世紀になって10年がたった今、大統領時代の業績やその後の評価を見てもレーガン大統領がグラント大統領を上回っているとして、20世紀の偉大な大統領としてレーガン大統領をルーズベルト大統領やケネディ大統領と並べて称えるべきだと主張している。

現在の米国通貨では、ルーズベルト大統領は10セント硬貨に、ケネディ大統領は50セント硬貨に、それぞれ肖像画が刻まれている。

レーガン大統領はこれまでにも、通貨の肖像画の候補に挙がったことがある。2004年にはルーズベルト大統領に代えて10セント硬貨に肖像画を載せる法案を共和党の下院議員が提出したが、ナンシー夫人がこれに反対したため、取り下げられていた。

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