3月23日(ブルームバーグ):英調査会社GFMSアナリティクスは、金相場が向こう数週間でオンス当たり1030ドルまで下落する可能性があるとの見方を示した。欧州での公的債務問題を背景に、投資家が「最初の避難先」の資産としてドルを選好するとみている。
GFMSアナリティクスのマネジングディレクター、ローナ・オコンネル氏はウェブサイトに掲載したリポートで、ドルは「さらにしばらくの間、堅調さを維持するだろう」と予想。ギリシャの債務問題や米国の景気回復ペースが欧州より速いことを理由に「ドルは堅調さを取り戻す」との見通しを示した。
ギリシャの財政赤字により欧州の信頼感が低下したため、ドル相場は上昇。一方、金相場は今年に入ってほぼ横ばいで推移している。昨年は年間ベースで24%上昇した。主要6通貨に対するドル指数は年初来で3.5%上昇している。
金現物相場はシンガポール時間23日午後零時5分(日本時間同1時5分)現在、0.3%高の1オンス=1105.10ドル。
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