2月12日(ブルームバーグ):著名投資家バートン・ビッグス氏は、世界景気の拡大に伴って株式相場も上昇するとみている。同氏は主要株価指数が1990年代以降最低の水準に下落した昨年3月に米国株の買いを推奨したことで有名。
米ヘッジファンド、トラキス・パートナーズで資産運用に携わるビッグス氏は12日のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「米国が力強い回復局面にあると確信する理由がある」と述べ、コンピューター関連株は割安で、企業投資の恩恵を受けるかもしれないと指摘した。
米S&P500種株価指数は1月19日に付けた1年3カ月ぶり高値から6.9%下落している。欧州の財政赤字が世界経済回復の妨げとなり、中国が成長ペースを抑えるとの懸念から、株式相場は世界的に下げてきた。欧州連合(EU)首脳会議は11日、ユーロ圏の危機に「断固たる」行動を取ることで合意。中国は12日、インフレと資産価格の抑制を目的に預金準備率を引き上げた。
ビッグス氏は「欧州は正しいメッセージを送っている。中国当局は段階的な引き締めの観点から正しい措置を講じている」と述べた。さらに中国の預金準備率引き上げは同国経済のソフトランディング(軟着陸)を助けるとも語り、「ユーロは多少安いほうが欧州の輸出と経済にとって好都合だ」とも付け加えた。
【バサラ男の独り言】
こちらの未来予測はH.S.Dent氏とは正反対ですね。特にITが割安というところ。
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