2010年2月24日水曜日

マレーシアの 10-12月GDP:前年比4.5%増-予想以上

2月24日(ブルームバーグ):マレーシア経済は2009年10-12月(第4四半期)に10年ぶりのリセッション(景気後退)から脱却した。これで、同国中央銀行は早ければ来週にも政策金利を引き上げる余地を得たことになる。
第4四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%増となった。ナジブ首相が24日発表した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト15人の予想中央値では3.2%増と見込まれていた。首相がクアラルンプール郊外のプトラジャヤで記者団に語ったところでは、09年の年間GDPは前年比1.7%減少だった。
ムーディーズ・エコノミー・ドットコムのエコノミスト、マシュー・シルコスタ氏は統計発表前に、「マレーシア経済は急速に危機前の状態に戻っている」と指摘。「輸出の急回復で景気は第4四半期に大きく勢いを増した。企業と消費者の景況感は力強い改善を示し、消費と投資の拡大をもたらした」と分析した。
マレーシア中銀は先月、景気が強まる際に金利を必要以上に長期に「低過ぎる」水準にとどめておくことはできないとの認識を示した。

0 件のコメント: