1月27日(ブルームバーグ):英銀HSBCホールディングスのチーフエコノミスト、スティーブン・キング氏は、通貨供給量の伸び悩みが米欧の主要国・地域の景気回復に対する脅威だとの見解を示した。
キング氏は27日に世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)が開催されているスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「通貨供給量の伸びが急減した。各国・地域の中央銀行が積極的に紙幣を印刷しているということになっているはずなので、ある意味で不思議なことだ」と述べた。「われわれは必ずしも危機を脱していない」と続けた。
さらに、「1990年代に日本で見られた兆候の一部が米欧に及び始めている」と指摘した。発言は日本の「失われた10年」につながった展開を指したもの。
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