12月28日(ブルームバーグ):投資家マーク・ファーバー氏は、「長期的に最悪の投資先は米国債と現金相当資産だ」と語った。
同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米金融当局は政府債務を埋めるために量的緩和、つまりマネーの増刷を迫られる可能性があると指摘。米国債と現金の保有について投資家は「非常に慎重になる」必要があると述べた。短期金融商品のリターンは現在ほぼゼロになっている。
同氏はまた、米金融当局によるマネー供給の結果、米国株の上昇が続く公算があるとし、マネーが十分であればS&P500種株価指数が「200%上昇することもあり得る」と述べた。流動性見通しを理由に株式について「そこそこ楽観的」だと語った。
ただ、ボラティリティ(変動性)が高まることから、来年は投資収益を上げるのが難しい年になるだろうとして、「2010年は損をしないことが重要な年になるだろう。全体として、若干用心深くなっている」と語った。
ドル相場については、「ドルに対するセンチメントはここ3カ月、極めて否定的だった」とした上で、「他の通貨も相対的にそれほど良いわけではない。ドルはユーロに対してさらに5-10%上昇するだろう。その後のことは分からない。取りあえず短期的な目標だ」と語った。ドルは今月これまでにユーロに対して4.2%上昇した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aTNiQ.oTeO5o
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