1月13日16時53分配信 時事通信
【ソウル時事】13日付の韓国紙・文化日報は、韓国政府が昨年、北朝鮮情勢の急変に備えた統治計画「復興」を作成したと報じた。金正日労働党総書記の急死やクーデターなどによる体制崩壊を想定した行政上の措置を盛り込んでいるという。
同紙によると、「復興」計画は北朝鮮との対話を担当する統一省と情報機関の国家情報院が中心となり、昨年秋から作成作業に着手、年末にほぼ完成させた。北朝鮮内の異変によって、多数の北朝鮮住民が韓国に流入する事態などへの対応が検討された。
韓国では金泳三政権時代にも同様の計画「忠武」が作成されたが、「復興」には北朝鮮地域の具体的な開発計画が含まれているとみられる。米韓両国は昨年、北朝鮮の体制崩壊などの有事に備え、軍事面の対応を定めた「作戦計画5029」を完成したとされる。
政府の北急変事態行動計画、状況変化反映し再整備
1月13日21時42分配信 聯合ニュース
【ソウル13日聯合ニュース】政府は北朝鮮の急変事態に対応する行動計画を南北関係の変化を反映したものに再整備したと伝えられた。
政府筋が13日、統一部や国家情報院など関係当局が、最近の南北関係状況に合わせ行動計画をアップデートしたと明らかにした。計画には、北朝鮮の急変状況発生時の関連国共助案、難民大量発生時の対応案、北朝鮮内に滞在する韓国民の安全保護案などが盛り込まれている。
またこの政府筋は、政府は有事の状況管理だけでなく統一に備える面まで考慮し、行動計画を整備していると伝えた。統一部は現政権発足直後に統廃合された政策企画室を昨年6月の組織改編で復帰させ、統一政策室内に設置。北朝鮮の急変事態対応業務を進めている。
IMFカーン専務理事が7月訪韓、アジア会議に出席
1月13日19時32分配信 聯合ニュース
【ソウル13日聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロス・カーン専務理事が7月に訪韓する予定だ。
企画財政部が13日に明らかにしたところによると、カーン専務理事は7月12、13の両日にソウルで開かれるIMF主催のアジア会議に出席するため韓国を訪問する。同部高官関係者によると、アジアコンファレンスの韓国開催はIMF側が提案したという。
IMF専務理事の訪韓は、2005年5月にロドリゴ・ラト氏が済州で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)財務大臣会合出席して以来。その後もIMF専務理事の訪韓は進められてきたが、実現しなかった。今回は、韓国が主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)議長国となり、また同サミットの韓国開催も決まったことを受け、アジアコンファレンスを韓国で開催し専務理事がこれに出席することで、IMFと韓国の連帯強化を積極的に進めるものだと伝えられた。
これまでに訪韓したIMF専務理事は、大統領、企画財政部長官、韓国銀行総裁らと会談していることから、カーン専務理事も李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問し、尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官、李成太(イ・ソンテ)総裁と会う可能性が高いとみられる。
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