2009年5月2日土曜日

豚インフルエンザ騒ぎに思うこと

(転載)
銀の供給面ではメキシコが世界最大の生産国であることから、その生産・輸出動向や政治・経済情勢も重要な変動要因になります。銀の他に石油・金・銅・ウランといった天然鉱物資源が豊富で、国家経済はこれらの資源輸出に大きく依存しています。

こちらも
(転載)
「ハント兄弟」による「銀の買い占め事件」のことだが、今から30年ほど前の「1979年から1980年」にかけて、「銀の価格が割安だ」と考えた「ハント兄弟」が、「世界中の銀を買い占めようとした事件」が起きたのである。しかし、実際には、「価格の急騰」により「銀の食器」などが鋳潰(つぶ)され、「銀塊として、市場に出回る」という結果になり、最終的には、「ハント兄弟が倒産した」という状況になったのだが、この出来事は、「さまざまな教訓」を、われわれに与えてくれているようだ。
 つまり、どのような相場においても「価格の調整」が重要であり、「値上がりし過ぎた商品には大量の供給が行われる」ということである。その結果として、「買い占め」の試みは「ほとんどの場合に成功しない」ともいえるのだが、「末尾に9の付く年」は、このような「無謀な動き」が出やすいということでもある。また、その前年の「末尾に8の付く年」には、「いろいろな兆候が現れ始める」ということでもあるが、前述の通りに、「さまざまな商品の値上がり」により、「早く実物資産を買わなければいけない」というような、「買い占めが起きやすい雰囲気」が徐々に出来上がるということが考えられるのである。

またまた
(転載)
現在の銀投資需要は1960年代、ハント兄弟が買い占めた6,700㌧よりも多いのに(※)、なぜ今週海外銀相場は高騰しないのか。それは銀が貴金属であると同時に「ベースメタル」の一員であるためである。
ベースメタルとは、銅、鉛、亜鉛といった非鉄金属である。島根県の石見銀山が世界一の銀鉱山だったが、1960年代までは「銀を専門に掘る鉱山」は世界中に多数多数存在したが、現在は「銀を専門に掘る鉱山」は全くといっていいほど存在しない。現在は非鉄ベースメタルからのバイプロ(By-production)と呼ばれる随伴生産がほとんどであり、ベースメタルを採掘・精製する過程で銀を採り出す流れが主体となっている。
 ベースメタルの相場に、海外銀相場が連れ安する理由はここにある。世界中で金融不安が渦巻いて不景気が続いている以上、ベースメタル相場も精彩を欠いている状況が続いている。このため、海外銀相場の上伸力は半分そがれた状態にある。

【バサラ男の一人言】
不景気で随伴生産が減ったらどうするの? ということですね。

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