3月25日17時44分配信 産経新聞
香港の経済情報サイト、網易財経などが25日伝えたところによると、香港の曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は24日、「将来的に人民元の完全な兌換(だかん)性が実現すれば、香港ドルの連動(ペッグ)対象を米ドルから人民元に切り替える可能性もある」と述べた。香港ドルは1983年以来、為替レートを1米ドル=7・75~7・85香港ドルの変動幅に抑える金融政策をとっている。香港政府幹部が米ドル連動制の見直しに言及するのは極めて異例。米ドルの信頼性に懸念を示したものと受け止められる。曽長官はまた、「人民元の兌換性が高まれば、上海が(金融機能を高めて)香港の国際金融センターとしての地位に影響を与える」とも語り、警戒感を示した。
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