2月17日(ブルームバーグ):17日のアジア取引時間帯で金相場が1オンス当たり950ドルを超え、7カ月ぶりの高値を付けた。世界的なリセッション(景気後退)を背景に株安が進み、投資家が資産価値防衛の動きを強めている。
MSCIアジア太平洋指数は、世界的なリセッション深刻化で資金調達コストが上昇し、貿易が縮小するとの思惑から過去3週間で最大の下げとなっている。金価格は、昨年7月22日以来の高値958.50ドルを付けた。スタンダード・バンク・アジアの貴金属担当マネジャー、エリソン・チュー氏は電話取材に対し「株が続落し、金市場には大量の資金が流入している」と述べた。
金現物価格はシンガポール時間午後1時7分(日本時間同2時7分)現在、1.5%高の956.24ドル。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEXの金先物相場4月限は時間外取引で1.7%高の958.6ドルとなっている。
チュー氏は「金は930-940ドルでしばらく値固めしたので、上値を試すときが来た」と語った。
【2/18 1:41現在 USD 973.73 まで上昇中です。】
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