7月8日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は続伸。週間では2009年11月以降で最大の値上がりとなった。米雇用市場の低迷を受けて超低金利政策が長期化するとの見方が広がり、代替資産としての金の投資妙味が増した。
6月の米非農業部門雇用者数の伸びは過去9カ月で最低となった。失業率は予想外に上昇した。金は前日までの1年間で28%値上がり。過去最高値は5月2日に記録した1オンス=1577.40ドル。
インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)のヘッドディーラー、フランク・マギー氏は「雇用市場の沈滞を考慮すれば、米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げできない」と指摘。「量的緩和第3弾の可能性が高まっている」と続けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は11ドル(0.7%)高の1オンス=1541.60ドルで終了。週間では4%値上がりした。この日は一時、1546ドルに上昇し、中心限月としては6月23日以来の高値を付けた。
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