6月25日(ブルームバーグ):国際エネルギー機関(IEA)の田中伸男事務局長は25日、北京で、加盟国が石油備蓄放出を決定した後で、エネルギー市場を見守っており、石油価格安定に必要であれば、再び行動を取ることを明らかにした。
同事務局長は北京での会合で記者団に対し、「われわれは市場の反応待ちで、状況を分析し、30日後に今後の行動を決定する」と述べ、「必要なら、われわれは継続する」と述べた。
IEAは今月23日、日量200万バレルを30日間放出すると発表した。
同事務局長は備蓄放出について、予防的行動であり、エネルギー市場の「ソフトランディング(軟着陸)」に役立つだろうと指摘。今回の行動がなければ、石油価格は2012年に非常に高くなり、「世界経済の健全な回復を確実に損なうだろう」と述べた。
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