2011年5月4日水曜日

NY金先物(3日):反落、証拠金の再引き上げで銀先物は大幅続落

5月3日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物は反落。3月中旬以来で最大の値下がりとなった。銀先物は証拠金の再引き上げを嫌気して急落し、2日間での値下がり率は2008年10月以来で最大の12%となった。

  COMEXの親会社であるCMEグループは2日、銀先物の最低証拠金を1枚当たり1万6200ドルと、従来の1万4513ドルから引き上げると発表。この日の取引終了をもって適用される。CMEは4月29日の引け後に証拠金を引き上げたばかりだった。

  MKSファイナンスの通貨・金属担当取引責任者(ジュネーブ在勤)、バーナード・シン氏は「証拠金が引き上げられると投資家は通常、ポジションの手じまいに動く」と指摘。「取引所は過熱気味だった市場を落ち着かせようとしている」と説明した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は、16.70ドル(1.1%)安の1オンス=1540.40ドルで終了した。前日は1577.40ドルの過去最高値を記録していた。

  銀先物7月限は3.499ドル(7.6%)安の1オンス=42.585ドル。中心限月としては2008年12月1日以来で最大の値下がりとなった。

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