[ムンバイ 3日 ロイター] インド準備銀行(中央銀行)は3日の金融政策決定会合で、予想幅を上回る50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定し、目先の成長よりもインフレ抑制を優先する姿勢を明確に示した。
利上げは2010年3月以来9回目。エコノミストは25bpの利上げを予想していた。ただ、3月のインフレ率が約9%に上昇したことを受け、より積極的な動きを予想する声も広がっていた。
レポ金利は6.75%から7.25%に、リバースレポ金利は5.75%から6.25%に引き上げられた。現金準備率は6.00%で据え置かれた。
スバラオ総裁は声明で「現在の高いインフレ率は将来の成長への多大なリスクとなっている。目先の成長が影響を受けても、インフレを抑制することが優先される」との考えを示した。
中銀はまた、今後はレポ金利を唯一の政策金利とし、リバースレポ金利をレポ金利を100bp下回る水準に設定する方針も示した。
ロイターが最近まとめたアナリスト調査では、今回の会合を含め政策金利は年内に合計75bp引き上げられると予想されていた。
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