2011年4月17日日曜日

4号機の建屋でも強い水素爆発?写真で明らかに

読売新聞 4月16日(土)23時6分配信

 東京電力は16日、遠隔操作の米社製無人ヘリ「Tホーク」が撮影した福島第一原発の写真を公開した。
 4号機原子炉建屋の外壁が10メートル以上離れた配管の上まで飛ばされた様子をとらえており、奈良林直・北海道大教授(原子炉工学)は「相当強い爆発が起きた証拠で、4号機でも大量の水素が発生したと考えられる」と話す。
 4号機は定期検査中で稼働しておらず、原子炉内の核燃料は使用済み核燃料一時貯蔵プールへ移されていた。ヘリは最大で10キロ・メートル離れた場所から無線操縦でき、原子炉建屋の撮影に用いられた。



福島第1原発事故 2号機トレンチの水位の上昇止まらず 16日には半日で2cm上昇
フジテレビ系(FNN) 4月17日(日)1時15分配信

福島第1原発で、2号機トレンチでいったん下がった水位の上昇が止まらず、16日には、半日で2cmの上昇が見られた。
2号機のトレンチの高濃度の放射性物質を含む「たまり水」は、復水器への移送が行われ、水位がいったん下がった。
しかしその後、水位は再び上昇し、16日朝には、移送前の水準より2.5cm上まで上がり、夕方には、さらに2cm上昇したという。
この結果、水位は、地表まで86.5cmのところまで上がった。
東京電力福島事務所では、今後、同じペースで上がり続けるとはかぎらないとしながらも、経過を観察していくとしている。
一方、東京電力は、無人ヘリが15日に撮影した原子炉建屋の映像を公開した。
4号機の映像にある黄色い部分は、事故当時、点検のため建屋の上部にあった格納容器の上ぶたで、壁は吹き飛び、鉄骨などがむき出しになっている状況。
3号機は、縦横に走る配管がかろうじて原形をとどめている状態で、1号機では、天井がそのまま真下に落ちている。



原子炉建屋の映像公開 無人ヘリが撮影
日本テレビ系(NNN) 4月17日(日)12時40分配信

 「東京電力」は、高い放射線量の中、原子炉の冷却機能の回復に向けて厳しい作業が続く福島第一原子力発電所の新たな原子炉建屋の映像を公開した。
 公開された映像は、アメリカ製の無人ヘリコプター「Tホーク」が撮影したもの。30~40メートルの高さから捉えていて、原子炉建屋の状態をうかがい知ることができる。4号機は鉄骨だけが残り、ガレキが散乱している様子が見て取れる。また、画面にはっきり映る黄色の部分は、定期点検中で開けられていた格納容器のふた。1号機は原子炉建屋の屋根が真下に落ち、作業用のフロアに覆いかぶさっていて、内部の様子がわからない状態になっている。
 また東京電力は、ロボットを使って、1号機から3号機の原子炉建屋の中の状況を確認する計画を発表した。具体的には、建屋内の放射線の量と気温、湿度、酸素を測定するということで、17日に3号機の調査を始める。

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