11月12日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は大幅反落。中国が景気の過熱を防ぐために金利を引き上げるとの観測から、商品への需要が後退し、金は4カ月ぶりの大幅安となった。
中国人民銀行の利上げ観測で、世界的に株価が下落。トムソン・ロイター/ジェフリーズCRB指数は1年半ぶりの大幅下落。同指数を構成する商品19品目はすべて値下がりした。金は今月9日、1オンス=1424.30ドルの過去最高値を記録した。
ラサール・フューチャーズ・グループ(シカゴ)の金属トレーダー、マット・ジーマン氏は、「中国が引き締めを継続するとの憶測で商品市場は動揺している」と指摘。「金はすべての商品とともに値下がりした」と続けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場12月限は前日比37.80ドル(2.7%)安の1オンス=1365.50 ドルで終えた。中心限月としては7月1日以来の大幅安。週間では2.3%下げた。年初来では25%の値上がり。
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