2010年8月14日土曜日

PIMCOトータル・リターン・ファンド、米国債のウエート引き下げ

 [ニューヨーク 13日 ロイター] 米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)が13日にウェブサイトで明らかにしたデータによると、同社の旗艦ファンド「トータル・リターン・ファンド」は、7月に米政府債の投資比率を引き下げた。
 同ファンドの米政府債のウエート(時価ベース)は7月末時点で54%となり、6月末時点の63%から低下した。米政府債のウエートは5月と6月に大幅に上昇していた。


 PIMCOの政府債アロケーションには米国債のみではなく、インフレ指数連動債(TIPS)やエージェンシー(政府機関)債、金利スワップ、国債先物、オプション、米連邦預金保険公社(FDIC)保証付き証券が含まれている。

 モーゲージ担保証券(MBS)のウエートは18%と6月末時点の16%から上昇した。

また、米国以外の先進国の債券のウエートは5%。6月末時点では3%だった。

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