8月4日(ブルームバーグ):日本銀行が円の上昇を抑えるために「近い将来」に為替市場で介入する可能性は低いとの見方を、英銀バークレイズが示した。円高がまだ株式相場に影響を与えていないことや、日銀の行動が奏功しない公算であることが理由。
バークレイズのロンドン在勤の為替ストラテジスト、ラガブ・スバラオ氏は4日に電子メールでのリポートで、「単独での介入の効果は限られるし、日銀が米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)を説得できるとも考えにくい」とし、「日本政府が日銀に外為市場での行動を迫る前にまず、一段と強い口先介入があるだろう」と予想した。
同氏は日経平均株価が9000円(4日終値は9489円34銭)を下回らない限り「介入は正当化されないだろう」とも書いている。ロンドン時間午前11時12分(日本時間午後7時12分)現在の円相場は1ドル=85円46銭。
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