6月8日(ブルームバーグ):金相場が8日、ロンドンとニューヨーク市場で上昇し、最高値を更新した。欧州債務危機をめぐる懸念が強まる中、投資家は通貨に代わる投資先を模索している。
欧州各国の財政赤字削減策により成長が減速するとの観測が広がり、ユーロは7日に対ドルで約4年ぶり安値に下落。これを受けて、金はユーロやポンド、スイス・フラン建てでも高値を記録した。
金現物相場はロンドン市場で、前日比11.86ドル(1%)高まで上昇し、1オンス=1252.11ドルを付けた。ロンドン時間午前10時53分(日本時間午後6時53分)現在は1249.57ドル。5月14日に記録したこれまでの最高値1249.40ドルを上回った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は1254.50ドルに達した後、前日比0.9%高の1251.30ドルで推移している。
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