2010年3月21日日曜日

米共和党下院議員、ファニーメイとフレディマック廃止を提案

[ワシントン 19日 ロイター] 米共和党下院議員は19日、米政府系住宅金融(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)を向こう4年間で廃止するよう提案した。
 共和党議員らは住宅市場の安定回復に向け両社の廃止を提唱し、民間資本が主要な役割を果たす住宅金融市場の再構築を含む5項目からなる目標を掲げた。

 また廃止に向け、両社の住宅ローンポートフォリオを4年間にわたり毎年25%縮小させるなど、10項目の指針も示した。

 スペンサー・バッカス議員(共和党、アラバマ州)は「政府による救済を受けた企業に対処する時が来た。これらの企業は金融危機の発端となった、住宅金融市場崩壊の主な要因であり、納税者に多額の負担を強いた」と述べた。

 バッカス議員は下院金融委員会の主要メンバーの1人。同委員会は23日に住宅金融企業の改善方法について公聴会を開く。ガイトナー財務長官が同公聴会で証言する見通し。

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