3月5日(ブルームバーグ):ロシアは通貨ルーブルを廃止し、旧ソ連のベラルーシ、カザフスタンとの共通通貨創設に動く可能性がある。シュワロフ第1副首相が5日、その可能性を排除しないと語った。3カ国は協力を拡大し、ドル依存低下を目指している。
同第1副首相はモスクワでの会議で、「将来的にこれらの国との共通通貨同盟に移行する可能性を排除しない」と述べた。そのような地域連合は欧州連合(EU)をモデルにしたものになると説明した。新通貨に関する協議はまだ行われていないと付け加えた。
今年1月1日にはロシアとベラルーシ、カザフスタンの間で関税同盟が発効。3カ国は2012年までに単一経済圏を創設することを計画している。シュワロフ第1副首相は、統一通貨創設は経済統合の「次の一歩として論理的なものだ」と述べた。
ロシアは貿易での地域通貨の利用促進や外貨準備の多様化によって、ドルへの一極集中がもたらすリスクの軽減を図っている。
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