2010年2月6日土曜日

J・ソロス氏が香港オフィス開設か?

1月15日 14時59分
米著名投資家ジョージ・ソロス氏が率いるヘッジファンド会社「ソロス・ファンドマネジメント」(運用総資産25億ドル)が、香港にオフィスを設立すると一部で報道された。ソロス氏のNYオフィスのスポークスマンは、コメントを拒否した。
 香港には、これまでにも欧米から進出するヘッジファンドもあったが、2007年のサブプライムショックを境に、NYに拠点を置くシタデル、オクジフなどの大手が撤退。しかし、最近になって、中国・香港の成長性に目をつけたり、さらにはロンドンの税率がアップしたことなども含めて、香港に興味を持ち始めたファンドも出てきているのだという。
 ソロス氏は昨年11月にタイガーアジアマネジメントのファンドマネ-ジャーだった張氏を雇い入れ、また、中国経済が今後の世界経済の成長エンジンとなる発言をしていることから、中国・香港の将来性を高く評価していることには違いない。


香港 2010年1月18日(月曜日)
投資家ソロス氏、資産運用で香港に拠点[金融]

米国の著名投資家、ジョージ・ソロス氏が率いるファンドが香港に事務所を開設し、アジア事業を強化するもようだ。15日付香港各紙が関係筋の情報として一斉に報じた。1998年の通貨危機では各国通貨の大規模な空売りによりアジア経済を「攻撃」した同氏だが、成長著しい中国経済の将来性を評価しての動きとみられる。
ヘッジファンド運用会社「ソロス・ファンド・マネジメント」(運用資産250億米ドル)が今年第1四半期(1~3月)にも香港事務所を開設し、ニューヨークに拠点を置くシニアマネジャーの一部を配置する。香港事業を率いるのは、ジェームス・チャン氏とダイ・ジシン氏の両ファンドマネジャーが有力という。チャン氏は米ファンド「タイガーアジア・マネジメント」の元社長で、昨年11月にソロス・ファンドに移籍。一方のダイ氏はソロス氏の下で9年間の実績がある。
さらにロンドンの大手ファンド運用会社、GLGパートナーズ(運用資産216億米ドル)が年内に香港と北京に拠点を構えるとの情報もある。香港をリサーチ拠点、北京を駐在員事務所にするとみられ、リーマンショックから大きなリバウンドを見せたアジアへの投資を加速する狙いという。
欧米ファンドでは、英証券フィデリティ・インターナショナル所属のカリスマファンドマネジャー、アントニー・ボルトン氏(59)が3月に香港に拠点を移し、中国向け投資ファンドの運用に当たることが決まっている。このほか英HSBCホールディングスもマイケル・ゲーガン最高経営責任者(CEO)を2月付で香港常駐とするなど、中国本土の好況ぶりを受け、金融各社が香港拠点の機能を強化する動きが目立っている。<香港>



ソロス・ファンド・マネジメント、香港にオフィス開設の計画-関係者

1月14日(ブルームバーグ):資産家ジョージ・ソロス氏が設立したヘッジファンド運用会社、ソロス・ファンド・マネジメント(運用資産250億ドル)は、香港に事務所を開設する計画だ。事情に詳しい関係者の1人が明らかにした。
情報が社外秘であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ソロス・ファンドはニューヨーク在勤ファンドマネジャー、ジェームズ・チャン、ダイ・ジシン両氏を香港に異動させる可能性がある。広報担当(ニューヨーク在勤)のマイケル・バション氏はコメントを控えた。
金融危機後の市況回復で2009年のヘッジファンドのリターンが上昇し、投資家がアジアへの投資拡大を目指す中で、ロンドンに拠点を置くGLGパートナーズ(運用資産216億ドル)なども年内に香港に拠点を構えることを検討している。
  最近の2年間は、世界的な投資損失と資金引き揚げの流れの中で、米シタデル・インベストメント・グループや米オク・ジフ・キャピタル・マネジメント・グループなど国際的ヘッジファンドによるアジア事業の閉鎖や規模縮小が相次いでいた。
GLGの計画に詳しい関係者1人の話では、同社は香港に調査室を、北京に代表事務所を開設する計画だ。関係者は今回の動きについて、同社のこの地域への積極的な取り組みを反映するものと指摘したものの、それ以上の詳細には触れなかった。GLGのロンドン在勤コミュニケーション担当ディレクター、デービッド・ウォーラー氏はコメントを控えた。

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