2010年1月31日日曜日

粗糖相場:41%高騰か、「パーフェクトストーム」に遭遇-コメルツ銀

1月28日(ブルームバーグ):ドイツのコメルツ銀行は、世界の供給が不足するなか、粗糖先物相場が8月までに41%高騰し、30年ぶりの高値に達するとの見通しを示した。

  コメルツ銀のアナリスト、オイゲン・ワインベルク氏はインタビューで「40セントは非常に大胆な数字だが、わたしの見方ではその水準に達しそうだ」と指摘。「今はパーフェクトストームに見舞われているような状態で、投機資金の流入が続くはずだ」との見方を示した。ニューヨークの粗糖先物3月限は27日、1ポンド当たり28.36セントまで下げた。

  インドや中国、インドネシア、パキスタン、エジプト、ロシアなどの国々は国内価格の抑制に向け砂糖の購入を計画している。このため、砂糖取引会社のザーニコフ・グループは、今シーズンに供給が1350万トン不足すると予想している。主要生産国であるブラジルとインドの収穫高が豪雨や干ばつの影響で落ち込んだため、粗糖相場は昨年、1974年以降で最大の年間上昇率を示した。

  ワインベルク氏はフランクフルトからのインタビューで「需要は価格弾力性がなく引き続き旺盛なため、供給面で問題は積み上がっている」との見方を示した。

【バサラ男の独り言】
 粗糖相場の高騰は金価格の下落をもたらすと言われます。というわけでこれも金安材料。

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