1月11日12時49分配信 Record China
2010年1月10日、韓国紙・朝鮮日報によると、「空売り」で知られるウォール街の著名な投資家、ジェームズ・チェイノス氏は中国の不動産市場を「バブル」だとし、「規模はドバイの1000倍以上」との見方を示した。法制晩報が伝えた。
記事によれば、世界中が経済危機にあえぐ中、今年の中国経済は10%近い経済成長を果たすと予測されており、世界中の資金が中国に流入し、株式市場、不動産市場ともに軒並み上昇するとの認識が広まっている。しかし、一部ではこのような状況は突然終わりを迎えると見られており、「中国バブルの崩壊」もささやかれている。
米紙ニューヨーク・タイムズは、一部のヘッジファンドは中国企業の株式を空売りするため奔走していると報じた。チェイノス氏は01年、米エネルギー大手・エンロン社の粉飾決算を見抜き、エンロン株を空売りして巨額の富を得た人物。そのチェイノス氏が昨年夏から中国のセメント、石炭、鉄鉱石、建設関連株の空売りを計画し始めていると同紙は伝えている。
同紙によれば、同氏は米経済番組で中国の不動産市場を「バブル」だと指摘、その規模は昨年ドバイ・ショックで世界中を震撼させたドバイの「1000倍以上だ」との見方を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100111-00000007-rcdc-cn
ジリアン・テットの『Fool's Gold: How the Bold Dream of a Small Tribe at J.P. Morgan Was Corrupted by Wall Street Greed and Unleashed a Catastrophe』には、2007年4月にG8各国の財務省幹部が、エンロンなどを売り倒した米国のカラ売り屋ジェームズ・チェイノスをワシントンの世界銀行に招き、米国のサブプライム問題の影響について彼の意見を聞いたとき、チェイノスは、「CDOやSIVを通じて重大な影響が世界の金融機関に及ぶ」と警告したが、出席者たちのほとんどが、それを理解できなかったと書かれている。
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