10月22日(ブルームバーグ):インド金市場協会のアンジャニ・シンハ会長は22日、金相場が過去最高水準にあるなか、世界最大の金消費国であるインドの金販売がディワーリー(灯明の祭り)の休暇シーズン中、「不振」だったことを明らかにし、同国の輸入が減少するとの見通しを示した。
シンハ氏は香港でインタビューに応じ、10-12月(第4四半期)のインドの金輸入は約50トンと、四半期ベースの平均である100-120トンを下回ると予想。「需要は上向いておらず、インド人たちは実際には宝飾品を売却している」と述べた。
インド最大の宝飾品生産・輸出会社、ラジェッシュ・エクスポーツは7日、金相場が過去最高水準にあるため例年は堅調な祭りシーズンの販売が「打撃を受ける」との見方を示していた。
インド最大の金現物取引所、ナショナル・スポット取引所の責任者でもあるシンハ氏は「輸入は大幅に落ち込むだろう」と指摘。「多くの宝飾品が売却され、再利用される見込みだ」と語った。
金現物相場は14日に最高値の1オンス当たり1070.80ドルに達した。
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