2009年10月23日金曜日

ジム・ロジャーズ氏:大連商品取引所の成長戦略に「興奮」-顧問に

10月22日(ブルームバーグ):著名投資家のジム・ロジャーズ氏が中国の大連商品取引所の上級顧問に就任した。就任の理由について、同取引所の成長への取り組みに「興奮」していると語った。

  ロジャーズ氏は22日、大連からの電話インタビューで「中国は通貨や経済を開放すれば世界の商品取引の中心になると期待している。3カ所の取引所すべてに強い魅力を感じるが、大連の取り組みには興奮している」と述べた。

  ロジャーズ氏は、上海先物取引所や鄭州商品取引所とも協議したことを明らかにし、中国に滞在するなら大連に住みたいと語った。同氏は投資会社ロジャーズ・ホールディングス(シンガポール)の会長を務める。

  大連商品取引所は21日の電子メールで、ロジャーズ氏が「上級顧問」に就任したと発表した。同取引所は1-6月(上期)の出来高から見て中国最大の商品デリバティブ(金融派生商品)取引所。大豆や大豆油、パーム油、大豆ミールなどの取引を行っている。同取引所の劉興強社長は12日のインタビューで、出来高拡大を目指しエネルギーや原料炭、生牛の先物を導入する可能性を示唆した。

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