2010年1月9日土曜日

朝鮮半島ウオッチ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100109-00000519-san-int
1月9日14時55分配信 産経新聞

■ハイパーインフレで混乱続く北朝鮮社会
 国内は昨年12月に強行されたデノミネーション(通貨呼称単位の変更)の混乱が続いている。新貨幣に切り替えたことで社会的不満が噴出し始めたため、北朝鮮当局は公務員に切り下げ前の額と同額の給与を支給したり、農村に新貨幣をタダで支給するなど、経済原理を無視した鎮静策を取った。このため、物価が暴騰している。

 北朝鮮内部に情報ルートを持つ日本の非政府機関(NGO)「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」によると、デノミ直後の公定価格で1キロ22ウォンだった米が現在は70ウォン、トウモロコシは1キロ8ウォンが50ウォンに暴騰、一日で40%も価格が上昇するハイパーインフレで、国営商店に物資は全くない状態という。

 今回のデノミの狙いは北朝鮮当局による住民に流通する闇資金の駆逐。中間層で広がっていた闇市場の流通資金を紙くずに換え、闇市場をつぶして、社会主義統制経済に戻そうとした。しかし、肝心の物資がないため物価は高騰。また年始からは外貨使用を全面禁止したことで闇の為替相場も高騰、当局の狙いとは全く逆の社会混乱が続いている。

 デノミや外貨禁止などの統制強化も、社会統制を強化して後継体制への環境をつくり、市場で富を得て不満分子となりやすい思想の動揺層を締め付ける狙いがあったとみられるが、経済悪化は今後も加速しそうだ。

 年頭の共同社説は、対米関係改善の最優先を掲げ、南北関係についても「関係改善の道に進むべきだ」と述べた。背景には、国内経済の安定に外資や支援を当て込んでいる事情があるとみられ、早春からは北朝鮮当局が南北、米朝、日朝関係を動かそうとする局面が予想される。

【北朝鮮メディアが伝えた「神秘現象」の要旨】

 革命の聖山・白頭山で主体(2010)年1月1日朝、神秘的な自然現象が起こった。白頭山天地総合探検隊が観測したところによると、秒速50メートルの北西の風が正月1日、次第に弱くなり、日の出時分、「セッピョル」と呼ばれる金星が天地(白頭山山頂にある池の名前)上空で明るい光を放った。強盛大国の大きな扉をたたくように、天地で氷が割れる音が朝の空気を破り、噴火口の壁を鳴らした。革命的大慶事によって、祖国青史に永遠に輝く大変革の年、2010年の最初の朝、午前7時38分、白頭山に荘厳な日の出が始まった。その瞬間、白頭山216の峰(金正日峰)がその勇壮な姿態をみせた。午前9時ごろからは再び、強風が吹き付けるや、将軍峰などの峰で数百メートルの雪崩が天地湖岸に滝のように押し寄せ、白雪の祝砲のように歓喜の絶景をなした。

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