2008年8月16日土曜日

大リーグ ボストン・レッドソックスのオーナー ジョン・W・ヘンリー

松坂の所属するボストン・レッドソックスのオーナー ジョン・W・ヘンリーは大成功した投資家です。 2,200億円を超える顧客資産を運用しています。ちなみに彼が1981年に初めて運用した資金量は約180万円です。
そんな彼が経営するヘッジファンドが7月に月間で18%の損失を出して話題になっているそうです。
ヘッジファンドの名前はJWHグローバル・アナリティックスといい商品相場への投資に力をいれてきました。7月には石油、ニッケル、コーンなどが大幅に下げCRB指数は月間では10%下落し、1980年3月以来、28年ぶりの下落になりました。
1981年に最初のプログラムであるJWHオリジナルプログラムによるトレーデイングを開始しましたが、それはマーケットを動かすものに関する研究をしたあとでした。1980年代にはマネーサプライ値、1990年代には失業者数、連銀の利上げと利下げ。動き出した列車はすぐには止まらない・・・。

2008年8月11日月曜日

8/8 USD本格上昇開始

米国株、ダウ302ドル高、大幅反発 原油安・小売り上昇、ファニーメイ9%安
8月8日の米株式相場は急反発。ダウ工業株30種平均は前日比302ドル89セント高の1万1734ドル32セント、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は58.37ポイント高の2414.10で終えた。ダウ平均は6月25日以来、ナスダック指数は6月19日以来の高値。原油先物相場が大幅に下落したため、米個人消費や企業業績持ち直しの思惑から幅広い銘柄に買いが入った。
 欧州景気の先行きへの不安から外国為替市場でドルが対ユーロで大幅に上昇し、原油先物相場が一時5月上旬以来の安値となる1バレル114ドル台に下落。原油高が重しとなっていた小売株や自動車株、航空株が堅調に推移した。ダウ平均構成銘柄ではホーム・デポが7%超上げて構成銘柄では上昇率首位だったほか、7月の世界の既存店売上高が前年同月比8%増と堅調だったマクドナルドが6%高と大きく上げた。
 朝方に大幅な赤字決算と減配を発表した米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)は9%安と軟調で、朝方は相場全体の重しとなる場面があった。前日夕のシティグループやメリルリンチに続き、8日午後にはスイスの金融大手UBSが信用不安による市場の混乱で流動性の低下したオークション・レート・セキュリティーズ(金利入札証券、ARS)を顧客から買い戻すと伝わった。ただUBSをはじめ原油安を好感した相場全体の上昇につれて上げる金融株が目立った。
 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約22億2000万株(同)。業種別S&P500種株価指数(全十業種)で九業種が上昇。「消費」や「金融」などが上げ、「エネルギー」が下げた。
 ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターが堅調。DRホートンやコンチネンタル航空が買われた。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は小幅高だった。大幅増益決算を発表した金融保証会社(モノライン)のMBIAがしっかり。
 一方、アナリストが投資判断を引き下げたモノラインのアムバック・フィナンシャル・グループが下落。金先物相場の下落を受け、金鉱大手ニューモント・マイニングが下げた。ダウ構成銘柄ではIBM、アルコアの二銘柄が下落した。