2010年12月18日土曜日

本物のダビンチ・コード? =モナリザの目に文字を発見―英紙

時事通信 12月18日(土)18時27分配信

 イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチが名画「モナリザ」に暗号を残していた―。英紙デーリー・メールはこのほど、イタリアの文化財専門家がモナリザの目の中にダビンチのイニシャルなど微細な文字を発見したと伝えた。
 イタリアの国立文化遺産委員会のシルバノ・ビンチェティ委員長が明らかにした。肉眼では分からないが、高度な拡大鏡を使ってモナリザを見ると、右目にダビンチのイニシャルである「LV」が描かれていることが判明。さらに、左目には「CE」あるいは「B」と思われる記号があり、背景にある橋のアーチには「72」あるいは「L2」のような文字が見つかったという。
 同委員会のメンバーがモナリザの目の謎に言及した古書を見つけ、その内容に触発されて調査が実施された。ビンチェティ氏は発見した文字について「作者が描いたものだ。描かれた人物への愛のメッセージかもしれない」と主張している。
 一方、同紙には読者から「高度な拡大鏡の技術がないダビンチは、どのようにそれを描いたのか」といった疑問も寄せられるなど、謎が謎を呼んでいる。

2011年相場をどう見るか-若林英四氏

2010年12月7日
米国長期金利のサイクルを見ると、およそ60年でワンサイクルを描く傾向があります。過去の長期金利のピークを見ると、1861年に6.45%を付けた後、2.2%まで低下。次のピークは59年後の1920年で、この時が5.27%でした。
そして、1946年には2.53%まで低下し、さらに次のピークは、61年後の1981年につけた14.17%でした。
このピーク時から27年後の2008年12月に、米長期金利は2.04%まで低下。これが、直近のボトムであると考えます。実際、米長期金利は2010年8月にかけて低下しましたが、2008年12月の2.04%を割り込むところまでは下がりませんでした。次に米国の長期金利がピークをつけるのは、2040年前後ということになるでしょう。
これからは円安が進んでいくはずです。目先としては、来年中頃くらいまで円安トレンドが続き、1ドル=90円前後を目指す動きになりそうです。
ただ、そこから先は、再び円高の傾向が強まるでしょう。2012年の1ドル=74円に向かって、円高ドル安が進むと見ています。

2011年前半は、米国の上院・下院での与野党ねじれ議会が波乱要因になってきます。2011年4月には米国政府の借入額が、デッドシーリングという借入限度額の14兆ドルに達します。それ以上の借金をするためには、シーリングの拡大を議会で通す必要があるのですが、周知の通り、下院の多数派を形成している共和党は、これ以上の財政赤字の拡大を容認しません。当然、シーリングの拡大を巡って、与野党の駆け引きが行なわれます。仮に、シーリングの拡大を認めないということになったら、ガバメント・シャットダウン(ねじれ議会の為に予算が通らず政府の法案などが滞ってしまう事)です。そこまで行くかどうかは分かりませんが、いずれにしても、米国の財政赤字とねじれ議会が、前半の大きな波乱要因になるでしょう。

そして2011年後半は、この間、米国の長期金利が上昇を続け、10年利回りが4%を超えてきた段階で、改めて米国のソブリンリスク問題がクローズアップされてきます。これがドル売りパニックに火を付け、2012年の1ドル=74円台に向けた、ドル安の引き金になってくるのです。
ちなみに、ドル安が進めば、円だけでなくユーロも買われます。今はユーロ圏のソブリンリスク問題が注目されていますが、基本的にユーロは、2010年6月につけた1ユーロ=1.18ドル台がボトムで、今後は1.65ドルを目指したユーロ高の展開になると見ています。

来年半ばにかけてはドル高トレンドですから、恐らく金は下げるでしょう。基本的に金価格は、ドル高で下落し、ドル安なら上昇します。
ところが、2010年11月中は、ドル高が進むなかで金価格も上昇しました。このようなドル高・金価格上昇という現象は、過去においても非常に珍しい状態です。したがって、このような動きは、長続きしないと思われます。
今、金のマーケットは、大勢の市場参加者がロングの状態になっていますから、何かの拍子に金価格が下げると、皆、高所恐怖症で一気に売り浴びせてきます。恐らく、1トロイオンス=1450ドル前後が目先のピークで、そこから300ドル幅の下げが起こるのではないでしょうか。
ただ、その後は2012年にかけて再びドル安トレンドが考えられますから、この間、金価格は再びピークを目指す動きになるはずです。つまり、まだ上昇余地は残されているということになります。

WGC主催ゴールド&エコノミーセミナー 2010年12月18日(土)午後2時 日経カンファレンスルーム

ワールド ゴールド カウンシル日韓代表 豊島逸夫氏のブログ・ツイッター読者向けセミナーでの講演内容

・2011年の予想
 シルバー  来年一時的に35ドル
 プラチナ  1400~1800のレンジ相場。 2012年以降上がるのでは
 ゴールド  1150~1600ドル(瞬間)
       1250~1500ドル(コア)

・ゴールドが下がるとすれば、2012年前半。FRBがいつ利上げに踏み切るか。FOMC声明から長期的という言葉が消えるときに注目。非農業部門雇用者数が3ケ月続けて予想より良いか。

・中国の利上げ/金融引締めで欧米はコモデイテイ/GOLDは↓と考えるが、生活レベルは15%/年のインフレなのでゴールドが売れている。下値は固い。

・知合いの経済官僚OBが最近、ゴールドを買いたがっている。円を持っていたくない。
3年後にcritical point(臨界点)が訪れる(と彼が言っていた)。欧米のマーケットに叩かれ、JGBの真価が問われる。

2010年12月17日金曜日

DONOVAN presents Single for John Lennon’s Memorial

Donovan Discs presents the latest release of DONOVAN – a single to commemorate the 30th anniversary of John Lennon’s death on December 8th. The song “Save The World” is available for digital download on iTunes starting today.

Donovan says of this song: “It is as if John wrote this song through me. I wondered what would John write about now. I picked up the guitar and this very ‘John Lennon style’ song came to me. It feels like John wrote it.“

In the New Age jargon, this is called ‘Channeling’, and Donovan is no stranger to esoteric music making. This is not the first time John and Donovan have worked on songs together. When John and Donovan were in India in 1968, Donovan taught John (and Paul and George) new guitar styles and chord progressions that would help create such classics as Dear Prudence, Julia, Blackbird and While My Guitar Gently Weeps.

The proceeds of the single will go to Donovan and his wife Linda’s charity, The David Lynch Foundation, to bring meditation to stressed out children. This is the same TM meditation that Donovan, John, Paul, George and Ringo brought back from India. Donovan, Paul McCartney and Ringo Starr headlined the recent concert in Radio City Music Hall New York, ‘CHANGE BEGINS WITHIN”, to raise awareness and funds for The David Lynch Foundation which has brought TM meditation to students worldwide.

A lyric from “Save The World“ reads:
“I call on every boy and girl
Awaken to the inner world
Take the knowledge and the power
Be bold, this is the hour.“

A direct reference, says Donovan, to the proven benefits of TM meditation to develop positive change from within. Donovan adds, “John, Paul, George, Ringo and I confirm in so many of our recordings, that “Change Begins Within.”

The song “Save The World” is part of the Donovan album “Ritual Groove”, but is also available as a single on iTunes.

http://www.donovan.ie/en/2010/12/donovan-presents-single-for-john-lennon%e2%80%99s-memorial/

スペインのEFSF支援要請、可能性排除せず=ムーディーズ

[マドリード 15日 ロイター] ムーディーズのスペイン担当アナリストは15日、スペインの欧州金融安定ファシリティー(EFSF)への支援要請は基本シナリオでは想定していないが、可能性は排除しないとの見解を示した。
 スペイン担当首席アナリストのキャスリン・ミュールブロンナー氏は、ロイターとの電話インタビューで「完全に排除しないが、基本シナリオにはない。政府は財政目標達成に向けて進んでおり、来年の財政赤字(の対国内総生産比率)は6%に低下させられると考えている」と述べた。

 しかし、ムーディーズの経済成長見通しは政府予想を下回っているため、社会党政権は一段の経済対策を打ち出す必要があるとの見方を示した。

ホンダ「NSX」HVで復活

産経新聞 12月16日(木)7時57分配信

 ホンダは15日、高級スポーツ車「NSX」の後継車の開発を再開しハイブリッド車(HV)モデルを投入する方向で検討に入ったことを明らかにした。一昨年秋のリーマン・ショック以降の景気後退の影響で開発を中止していたが、業績改善に伴い、ブランドを牽引(けんいん)するスポーツ車が不可欠と判断した。
 NSXは平成17年末で生産を終了。ホンダは現在、高級スポーツ車を生産していない。「(環境重視という)時代性を加味してつくりたい」(伊東孝紳社長)として、二酸化炭素(CO2)排出量の抑制と高い走行性能を両立するHVモデルの開発に着手することにした。

 2月に発売したスポーツタイプのHV「CR-Z」の好調な販売実績も後押ししているもようだ。HVのNSXは、3~4年後に発売する見通しで日米両市場を視野に入れている。

 同社は現在、10月に発売した主力小型車「フィット」のHVモデルやHV専用車「インサイト」など5車種を国内外で販売している。来春をめどにフィットをベースにしたワゴンタイプ、来秋にはミニバンタイプも投入して攻勢をかける構えだ。

【東京バサラ】
 リーマンショック時の「NSX」後継車開発中止とF1撤退の即断即決は、それを想像することすらできなかったト○タ自動車と較べ、経営者のレベルの高さを物語っていました(ト○タ自動車社長は実質引責辞任)。 そのホンダが開発を再開するということは数年後の円安への反転を確信しているということでしょう。それは今をときめくニトリ、ユニクロ、マクドナルドの凋落をも予言しています。

PIMCOトータル・リターン・ファンド、株式関連の証券に投資も

12月16日(ブルームバーグ):米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロース氏が運用する世界最大の債券ファンド、トータル・リターン・ファンドは、2003年以来初めて株式関連の証券に投資できるよう、運用方針を拡大する。

  16日の米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、同ファンドは来年4-6月(第2四半期)にも資産の最大10%を優先株や転換社債などの証券に投資する可能性がある。普通株には投資しない。

  調査会社モーニングスターのアナリスト、ミリアム・ショブロム氏(シカゴ在勤)はインタビューで、これによって同ファンドは「柔軟性が一段と高まる」と指摘。「ポートフォリオに大きなリスクがかかることなく、リターンを増やすことが可能となるだろう」と語った。

  モーニングスターによると、同ファンドは11月の資金流出入が19億ドル(約1600億円)の純減となった。

  PIMCOの広報担当マーク・ポーターフィールド氏は、今回の届け出についてコメントを控えた。

中国の銀行が資金切望-準備率引き上げ対応で政府に支払う金利2倍

12月17日(ブルームバーグ):中国の銀行が政府の供給する資金に対して支払う金利が、今年1月時点のほぼ2倍に上昇している。中国人民銀行(中央銀行)による預金準備率引き上げで金融システム内の資金が不足したほか、インフレ加速で預金の伸びが鈍化したことが背景にある。

  中国財政省が16日実施した月例の6カ月物資金300億元(約3780億円)規模の入札は、落札金利が5.4%となった。2006年12月にさかのぼる人民銀のデータによると、これは過去最高で、11月の入札時の4.93%を47ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回った。09年12月は2.35%、今年1月は2.92%だった。

  人民銀が今月、今年6回目となる預金準備率引き上げを決めたことで、商業銀行の政府資金に対する需要は高まっている。

  平安証券の債券調査責任者、石磊氏(深セン在勤)は「特に積極的に貸し出しを行ってきた銀行は、預金を切望している。年末までに預貸率75%の義務を達成する必要があるからだ」と指摘。「最近の預金準備率引き上げ後に生じた銀行間市場の資金不足により、事態は悪化している」と述べた。平安証券は中国2位の保険会社、平安保険の傘下にある。

  上海にある銀行間資金の取引センター、NIFCによれば、銀行間金利の指標である7日物レポ金利は15日に3.58%と、08年10月以来の高水準となった。

  当局のデータによると、中国の銀行における人民元預金の伸びは過去2カ月間で1.1%にとどまった。8-9月は3.7%だった。

  中国国際金融(CICC)の債券アナリスト、陳健恒氏(北京在勤)は「インフレ加速で実質金利がマイナスのままであるため、個人は銀行にお金を預けたがらない」と述べた。

ポルトガル救済は不可避、起債ラッシュで調達難-ユーロ圏96兆円にも

12月17日(ブルームバーグ):ポルトガルは来年、信用力のより高い政府や機関による債券発行が相次ぐ中で資本市場から締め出され、債務返済のために救済を要請する事態に追い込まれる恐れがある。

  英シュローダーの欧州・英国債担当責任者ジェイミー・スチュタード氏は「ポルトガルが自力で資金調達する能力にかなりの制約があるというのが市場の共通した見方になっている。人々にはポルトガルに代わる投資先がある」と話す。

  ブルームバーグのデータによれば、ポルトガルは来年1-3月(第1四半期)に110億ユーロ(約1兆2200億円)相当の債務返済が必要になる。一方、モルガン・スタンレーのロンドン在勤ストラテジスト、エレーン・リン氏によれば、ユーロ圏の政府による国債発行総額は来年、8630億ユーロ(約96兆円)に達する可能性がある。これは今年の9250億ユーロよりは少ないが、「過去と比較すれば高水準」であり、2000-08年の平均を上回ると同氏は説明する。

  来年は欧州連合(EU)などに支援を要請したギリシャとアイルランドこそ借り入れを予定していないが、トリプルA格付けを付与された欧州金融安定ファシリティー(EFSF)のクラウス・レグリング最高経営責任者(CEO)は、救済資金を賄うために1月後半に50億ユーロ相当の最初の起債を行う計画だ。

  イタリアの銀行最大手ウニクレディトとフランス銀行2位のソシエテ・ジェネラルのアナリストらは、来年のポルトガルによる国債発行を想定しておらず、借り入れコストを抑えるために救済が必要になると予想する。

  ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)ヨーロッパの債券ストラテジスト、ノルベルト・アウル氏は8日付のリポートで、「来年の供給ラッシュが近づくにつれて、ユーロ圏周辺国の国債スプレッドに対する圧力が再び高まるはずだ」と指摘した。ポルトガル10年国債相場は16日まで9営業日続落し、このままいけば過去9週で8回目の週間ベースの下落となる見通しだ。

鉱山業界のM&A:アフリカなど新興市場に照準-BHPやリオが主導

12月15日(ブルームバーグ):鉱山業界のM&A(合併・買収)の照準がアフリカやアジアの新興市場に移行している。豪英系BHPビリトンや英豪系リオ・ティント、スイスのエクストラータが開発の進んでいない地域で割安な水準での契約締結を目指しているためだ。鉱山業界のM&A総額は今年、過去2番目の高水準に達する可能性がある。

  ブルームバーグが集計したデータによると、商品市場で大半の銘柄が上昇するなか、世界の鉱山業界のM&A総額は今年2倍以上に増加し1320億米ドル(約11兆700億円)に達した。これに伴いクレディ・スイス・グループなど金融機関の顧問料も上昇している。これらの案件で買い手企業が支払うプレミアムは平均23%と、中南米やアフリカ、中東の2倍以上に上った。

  サンフォード・C・バーンスティーンによると、来年は鉱山会社上位8社の利益が計1320億米ドルに達すると予想されているため、BHPやリオがM&Aをけん引しそうだ。クレディ・スイスの豪州資源関連投資銀行業務の責任者、マーク・カーライル氏は、石炭や銅、金が選好され、アフリカが「人気のある地域だ」との見方を示した。同氏は今年、新興市場の鉱業関連M&Aの助言業務で首位だった。

  ブラックロック・インベストメント・マネジメント(オーストラリア)のジェームズ・ホルト氏は「大手鉱山会社の手持ち資金は豊富で新たな収入源を探している」と指摘。アフリカに重点が置かれるとの見方を示した。同氏はBHPやリオの株式など約400億豪ドル(約3兆3400億円)相当の運用を手掛ける。

  ブルームバーグのデータによると、鉱山業界における中東とアフリカへの資金流入は今年、2倍以上に増加し77億米ドルに達しており、M&Aのトレンドの移行が示唆されている。

アイルランド、「Baa1」に5段階格下げ-ムーディーズ

12月17日(ブルームバーグ):米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、アイルランドの信用格付けを5段階引き下げた。同国政府は国際社会からの緊急支援策を受けた。

同社が17日発表した資料によれば、アイルランドの格付けは「Baa1」となった。従来は「Aa2」だった。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」。

別の格付け会社、フィッチ・レーティングスは9日にアイルランドの信用格付けを「BBB+」と、「A+」から3段階引き下げていた。

アイルランド議会は15日、欧州の各国政府と国際通貨基金(IMF)から総額850億ユーロ(約9兆5000億円)の包括的救済策を受けることを決めた。国内銀行救済のコスト負担増大に苦しんだ同国政府は、国際社会への支援要請を余儀なくされていた。

2010年12月12日日曜日

ジム・ロジャーズ氏インタビュー

2010年12月9日
コモディティ市況について

ご存知の通り、国際エネルギー機関などは、世界の石油資源が枯渇しつつあると指摘しています。おそらく世界には眠っている石油がまだ豊富にあると思いますが、探し出して掘り起こすにはとてもコストがかかるでしょう。
短期的には確かに石油の供給は満たされていますし、いくつかのコモディティは2011年に調整があるかもしれません。金はこのところ直線的に上昇しましたので、いったんは調整を経験するでしょう。それでも、もし仮に、石油や金の価格が2011年に調整したとしても、私は売却しません(と言っても、石油や金が2011年に値下がりするという見通しを特に持っているわけではありませんが)。もし値下がりしたら、おそらく買い増します。どんな市場でも、強気な相場の中とはいえ、たいてい価格調整は起こるものです。今の局面で私はコモディティを売ってはいませんし、もしコモディティ価格が下がれば、さらに買い増すつもりです。短期的な動きについては分かりません。

注目しているコモディティ

そうですねぇ…、米(ライス)に関心があります。天然ガスも詳しく見た方が良いかもしれません。
米(ライス)も天然ガスも値下がりしています。コモディティ全体の値上がりにつられて若干上昇することもありましたが、いずれも最高値から値下がりしています。そういった値下がりしているコモディティは、注目に値します。

世界経済について

間違いなく市場の期待インフレ率は上昇しています。だからこそ金をはじめとして各種コモディティが値上がりしているわけであり、世界中の人々が、金融緩和による過剰なマネーサプライによって実物資産の価格が高騰することを懸念しています。金融緩和政策が実物資産の価格上昇を引き起こしてきたことは、歴史が証明しています。
世界経済が改善すれば、供給不足が進むので、コモディティ投資で利益があがります。反対に、世界経済が改善しなければ、政府は往々にして貨幣を増発します。政府が資金供給を拡大すれば、報われるのは実物資産に投資している人たちです。もし株式市場が崩壊しても、金融緩和によって実物資産の値下がりは比較的軽微で済みます。したがって、いずれにしても今後数年間は、私はコモディティ投資の魅力が大きいと思います。アセットクラスとしてのコモディティの価格は一段と上昇するでしょう。
もし仮に、米国政府が紙幣の増発は好ましくないと考えて、市場への資金供給を止めたとしても(このときには世界経済はおそらく持ち直していると思いますが)、私はやはりコモディティへの投資を選びます。コモディティの供給が不足するからです。天然ゴムをはじめとするコモディティの市場を見れば分かりますが、値上がりしているのは単純に供給不足が原因です。世界経済が成長を続ければ、供給不足がより深刻になり、コモディティ価格の上昇が進んでいくに違いありません。

12月3日放送「東京マーケットワイド後場」 若林栄四さん

ドル円
2011年2月まで上げ、3,4月ちょっと混乱。6月までに91~92円まで上がる。
9~10月から問題が起こり(悪い金利上昇)、債券・ドル・株が売られ、10,11,12,1,2月はパニックになる。(パニックは大体5ケ月。5ケ月経ったら逆張り)
2012年初めの74円台で360円からの円高デフレは終わり、凄い円安になる。
ユーロも暴騰する。(2010年6月で底打ち、今は上げ相場)

http://stockvoice.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=1862

虫歯と歯周病菌99・99%死滅…東北大新手法

虫歯や歯周病などの原因菌をほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発した。


 治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に実用化できるとの期待が高まっている。論文は米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載された。

 菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の口腔(こうくう)内細菌と過酸化水素の水溶液に、目に見える波長のレーザー光を照射。強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、3分以内に99・99%以上の菌を死滅させたという。人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を殺菌することなどへの応用が期待される。

 研究チームは、精密機械製造「リコー光学」(岩手県)などと、過酸化水素水とレーザー光を同時に出す歯周病用の治療機器の開発を進めている。今年度中には動物実験を終え、2011年度以降に臨床研究に入る予定だ。

(2010年12月9日10時11分 読売新聞)