2009年2月27日金曜日

円は対ドルで4カ月ぶり安値101円26銭に下落も-英スタンダード銀

2月25日(ブルームバーグ):英銀大手スタンダード・チャータードによると、金融不安を受けた資金避難に伴う円買い需要が日本の景気悪化で減退していることから、円は対ドルで昨年10月以来の安値に下落する可能性がある。

グローバル外為戦略責任者のカラム・ヘンダーソン氏(シンガポール在勤)は25日付リポートで、「日本経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は本当に悲惨で、悪化し続けている」と述べ、「ドルは対円で短期的に一段高となる可能性がある」と指摘した。

日本の財務省が25日発表した1月の貿易赤字は過去最大の9526 億円と、1980年以来の規模となった。内閣府が今月16日に発表した 2008年10-12月(第4四半期)国内総生産(GDP)速報値は前期比年率12.7%減と、石油危機時の1974年以来最大の落ち込みだった。

ヘンダーソン氏によると、ドルは対円で昨年12月17日に87円 14銭の安値、1月21日には1995年7月以来の安値の1ドル=87円 13銭を付けており、ダブルボトムを形成したとみられ、その後ドルは上昇している。ヘンダーソン氏は円が昨年10月21日以来の101円26 銭に下落する可能性があるとみる。25日の外為市場では円は一時、 1.1%安の97円74銭に下落した。

2009年2月24日火曜日

ECB当局者ら、相次いで3月利下げの公算大とメッセージ

[ブリュッセル/マドリード 11日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)の政策当局者らは11日、ユーロ圏の深刻化するリセッション(景気後退)に対応するため、3月に利下げを実施する可能性が高いという明確なメッセージを打ち出した。
 ECB理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁は、記者団に対し「ECBが3月の理事会で利下げする公算は非常に大きい。市場は50ベーシスポイント(bp)を予想しているが、次回の理事会で協議する」と述べた。
 また、同じくECB理事会のメンバーであるクアデン・ベルギー中銀総裁も、ECBが3月に追加利下げする用意があるとの見方を示した。
 クアデン総裁は、記者会見で「われわれは、3月の理事会を待っているが、私は反対しない。正当化できれば利下げするというのが、理事会の大勢意見だと思う」と発言した。
 ECBは昨年10月以降、一連の大幅利下げを実施してきた後、2月5日の理事会で政策金利を2.0%に据え置いた。ただ、トリシェ総裁は、3月5日の理事会での利下げを示唆しており、市場では50bpの利下げが行われるとの見方が高まっている。

米バブル崩壊でデフレは日本より悪質、金は3500ドルにも-CLSA

2月23日(ブルームバーグ):CLSA(クレディ・アグリコール銀行グループに属するアジア有数の投資銀行)のストラテジスト、クリストファー・ウッド氏は、米国はバブル崩壊により1990年代の日本よりも激烈な影響に直面しているとの見解を示し、デフレ圧力のなかで投資家が資産を守る手段は金のみだと指摘した。

  米国の住宅不況は銀行の不良資産を増やし、近年の信用拡大の原動力だった証券化事業に大打撃を与えた。同氏は東京でのCLSA主催の会議で、「証券化の崩壊は90年代初めの日本のバブル破裂よりもはるかに激烈なデフレ圧力を米国にもたらす」との見解を示した。また「今後については、成長の水準を犠牲にしても、基本的により抑制の効いたシステムが必要になる」と指摘した。

  さらに、各国政府が危機対応を加速させ実物資産に対する貨幣価値を切り下げることから、金が最も安全な投資先となるだろうとして、金価格が2010年に1トロイオンス=3500ドルに達する公算が大きいとの見通しを示した。

  同氏はまた、中・東欧の経常赤字国のリスク増大を指摘し、同地域の「通貨が暴落し、欧州の銀行が抱える同地域関連の膨大なリスクに注目が集まるだろう」と述べた。

米金融機関破たん要因のCDS、円にも打撃か-為替予測で注目度増す

2月23日(ブルームバーグ):半年前までは国債の保証コストを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の価格にあまり関心がなかったと話す三菱東京UFJ銀行の為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏(ロンドン在勤)がここにきて、為替相場を予測するためCDSの動向を分析している。同氏はその結果、円と英ポンドの下落が予想されると言う。

ハードマン氏は、昨年9月の米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破たんを発端とした信用市場の機能停止「以前は、国債CDSに関して極めて詳細に検討しようとは考えはなかったが」、「今は、為替レートを決定する主要な要素として注目が高まる可能性のある分野だ」と指摘する。

債券のデフォルト(債務不履行)に対する保証コストを示すCDSは、昨年の米ウォール街の混乱に拍車を掛けた要因として批判されたが、ここにきて国債のCDSが通貨の力を測る指標としてトレーダーに利用され始めている。世界各国が少なくとも2兆4000億ドルの景気刺激策を約束し、国債を増発するためだ。各国中央銀行は政策金利をゼロに近づけており、国債利回り格差が縮小していることから、金利差は為替レートの予測手段として有用性が低下している。

円との相関性

本来、社債のデフォルトに対する保証として考案されたCDSは今、カナダ・ドルやニュージーランド(NZ)ドルなどあらゆる相場の方向性を予測する手段として活用されており、国債のデフォルトに対する保証コストとしての利用が増えている。CDSの価格は発行体の返済能力が低下したと認識されると上昇する。

1月以降、円と日本国債のCDSの価格の相関係数はマイナス 0.43に振れ、投資家の懸念が高まっていることが示唆されている。円とCDSの価格は昨年の同時期には、相関係数はプラス0.88で並行して動いていた。

政府統計から日本のリセッション(景気後退)の深刻化が示されている。2008年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)は前期比年率で12.7%減と、1974年の石油危機以来最大の落ち込みだった。円は対ドルで今年2.9%下落し1ドル=93円35銭付近で推移しており、2月は昨年4月以来最大の下げとなりそうな様相を呈している。

CDSの価格は日本国債のデフォルトが近いことを示唆しているわけではないが、17日にはCDSスプレッドは121ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、1月30日の49bpから急上昇した(CMAデータビジョン)。CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する保証料1000ドルに相当する。

英ポンドと英国債のCDS価格の過去1年間の相関係数はマイナス0.94。ポンドは同期間に対ドルで26%下落した。英国債の保証コストは17日時点で175bpと、1月30日の123bpから上昇。ポンドは同期間に0.8%下落した。

リーマンの破たん以前は、両国債の保証コストは74bpを上回ったことはなかった。ハードマン氏は保証コストの急上昇は、一段の通貨下落のシグナルだと指摘する。同氏はポンドが1-3月(第1四半期)末までに1ポンド=1.35ドルに、円は09年末までに1ドル=100円にそれぞれ下落すると予測している。

2009年2月22日日曜日

極めて重要な出来事- 2009年2月12日

市場アップデート
ボブHoye
アドバイザー制度
2009年2月16日

ザタイムズの兆し:

最後の年:

"米国の商業不動産価格は8月以降、 90 % 、 2001年から上昇してから10 %下落している。 "
-フィナンシャルタイムズは、 2008年2月5日

"貿易赤字は2007年の5年間の記録を設定後に控えている。 "
- AP通信は、 2008年2月14日

貿易の不均衡は、ブームの中にはプロの心配の一つでした。皮肉は、不均衡は、景気の指標とされている他の道を進んでクラッシュされています。この商品の上昇短期金利の上昇についての関係者は懸念などの別の例です。

これらは典型的なポストバブル不況時には、おそらく政策wonksは理論の世界に住んで下りてくると経験的証拠の世界を発見されています。

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この年:

"経済修士ダヴォス大変"ハンブル

"どうやってそんなにばかにしてもらえますか? "
-ザデイリー読売、 2009年2月7日

デビッドイグナチオの物語"ダヴォス、通常謙虚を行う"としていませんし、気分を"集団残念だったと続けた。 "

記事の下部には、ワシントンポストイグナチオ作家グループのメンバであると指摘されています。

"大と豊かな秋アウトダボスで非難の嵐。 "
-朝日新聞社、 2009年2月8日

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生産エネルギーや金属のコメント

ベースメタル価格:他の商品は、ベースメタル価格とともに壮大なクラッシュを循環的な信用収縮をします。

3200のは2007年5月に、 Googleのインデックス高(ニッケルを含む) 706 12月初めに78 %急落した。 1月上旬には反発し、 904が770に修正して今月末にされた。

これまでのところ、回復が847と、今週の金曜日に恐怖している819に減少した。

鉱業株( SPTMN ) 178を11月末と12月初旬に下落した。私たちは長くて3月頃にはいいの貿易のために1年間の季節の弱点後半にこの分野を得るのが好きだ。他の例と同様に、 337には最初の集会優秀だった。補正233を2007年1月の終わりにされ、先週、 303に達している。

256 、 25日にダウン、アクション、 3月に私たちの季節〜 4月の目標に向け建設されています。

両方の非鉄金属、鉱業株は、景気の弱気市場では4月以降に再開することがあります。

ゴールド業種:

金の名目価格は、クラッシュから回復し、 3月〜 4月に予定されています。

キーを11月13日に704近い低さ、それしている今日の九百五十から三十五%上昇した。

もちろん、チャートのパターンをして建設していると言う。

クラッシュすると、銀、金を基準と急落していた低近い880期待されていた- 11月13日にも。金/銀比80以上の危機の中で急増した。その後、 3月に低下し、 4月、これまでされている可能性が低い69.5だった。昨日の54 %には、やりがいのある金額は1352年にシルバーの集会。

より詳細な行動をしており、それは銀を検討する時間/黄金比です(添付ではない)グラフ。このようにプロットし、市場の両方の比率をホットには信頼性の高い金属とは、過剰なガイドになるために準拠しています。私たちは、この指標を監視しているときは、信号はアドバイスします。

今回のような"売る"信号が私たちを与えた"を"初期の2008年3月、 その時、 HIU 519だった。が低いとされた150は10月に高くなっていることは、今週の320 。一方では、部門長されているアクションを楽しんでいる。

エネルギー価格:

原油のように、高く設定されていたそれらの147.9で、 6月下旬に向かい、 7月初めに登録しているいくつかの短所枯渇朗読を登録している。私たちは長く、 11月から、石油セクターされているXOI 759で、 11月には、低設定してください。 1057年1月上旬には回復され、その周囲900で解決されるものとみられる。

乗ることが意図されているのを2007年3月に終了し、貿易の季節。一般的に、天然ガスを2007年1月に重要な低設定することができます。おそらく4月28日、今月末には、これまでの高されている4.88会った。この日の一般的なヒットを4.54にした。

ガス銘柄( XNG )低い314のクラッシュは、我々の購入を勧めていた。バウンス427に補正された初期の2007年1月に345を1月20日だった。 387は、ガスの株式を2007年3月〜 4月の集会の構えだ。

株式市場

クロス電流を続けている。秋がクラッシュし、技術的な側面を提供しても、強固な初期リバウンドのダイナミクス。後者はあまりすぎて補正していた初期の2007年2月に実施された。

このような発見は、新政権の経済の杖の詳細は、旧政権のしているよりも魔法がある。その周り2000000000000ドルと推定される計画"をGeithner財務長官の"市場への不安にさせる計画を明らかにした。そしてそれを投げ信用収縮で信用収縮がなくなることのない不安にさせる必要があります。このほかの富との状態に影響を転送されている。

一方、行動は、 2007年4月に集会を解決するための技術的なパターンに残っている。これは、古典的典型的な秋のクラッシュから回復に従うだろう。この法案は、自己の継続率の上昇により、スプレッド狭小化提案するためのサポート、安定した商品、減少ゴールド/シルバー比とは、バルト海沿岸のインデックスには、印象的な反発。

我々は計画のポジションは、事故では、春に撮影を終了して下さい。

金利

長期債は、 125.19にきれいな月だったが、ときに大失敗Geithner集会ポップヒットでダウンタイム。このレベルでは、簡単に言えば、されています。より大きな画像では、長期債の入札ができるし、今では大幅に減少している最後の資産クラスだった。これは、慢性的な努力をし、信用を拡大し、ドルの価値を下げるために、 FRBの能力を阻害します。

債券にはChartWorks週間で最高の142.66とトレーダーへのアドバイスを再生する前に、ショートサイドアップサイド枯渇登録された。それを再び5年間のノートで守備を取得している投資家です。

信用スプレッド: BBBランク企業狭いし続け、 12月中旬には普及している723の527 bpsのbpsのではありません。その後、 8.78 %が10.22パーセント降伏、これまで14ポイントを10月22日%の利益で、これは卓越したリターンです。

私たちは2007年3月〜 4月に地位を占めるだろう。

ドルインデックスは、株式市場のヒットで集会を続けている。これは、クラッシュすると予想された行動は、アップサイド枯渇、最初の下落は別の速すぎ-もすぐに登録されました。

最近では、 77.7から86.8に上昇の88.5高の大きなテストです。 Geithnerのつまずきを開くにもかかわらず、行動を展開しようとしています。 86さて、 84以下の滑りでは下降を2007年4月から実行し、クラッシュする可能性reestablishes 。

カナダドルは、資源価格の上昇と信用の回復が期待されている2007年4月の周りに広がる。

ロー77 、クラッシュやバウンスとなった最初の85をしたことがある。 80から82の範囲では、この一週間は、 4月までに85レベルを超えている可能性がある。その後、下降を再開すると思います。

2009年2月12日
ボブHoye

ttp://www.321gold.com/editorials/hoye/hoye021609.html

NY外為(20日):ドルが対ユーロで続落、ドル高観測が後退

2月20日(ブルームバーグ):20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで下落。この2日間の下げ幅は、昨年12月以来最大となった。トレーダー勢のドル高観測が後退したことが背景。

  ドルは対スイス・フラン、円、オーストラリア・ドルでも下落。ドルは相場下落とともに損失を限定するための売りが誘発された。朝方の取引では、ドルは対ユーロで一時0.9%上昇していた。シティグループとバンク・オブ・アメリカが国有化されるとの観測から両社の株価が急落、逃避先としてのドル需要が増したことが背景。

  ゲイン・キャピタル傘下FOREX・ドット・コム(ニュージャージー州ベドミンスター)のチーフ為替ストラテジスト、ブライアン・ドーラン氏は「週末前にショート・スクイーズがかかったようだ」と指摘。「ドルはストップ・ロスの注文が置かれていた1ユーロ=1.2650ドルと1ユーロ=1.2660ドルの水準を突破し、市場は不意を突かれる格好になった。ファースト・マネーの投資家はドルを投げ売りしていた」と語った。

  ニューヨーク時間午後4時26分現在、ドルはユーロに対して 1.3%下げ、1ユーロ=1.2846ドル(前日は1.1%下げ1ユーロ= 1.2674ドル)。2日間の下げ幅としては昨年12月17日以来で最大。2月18日には、ドルはここ3カ月の高値となる1ユーロ=1.2513ドルに達していた。

  円は対ドルで1.1%上げ、93円16銭(前日は94円20銭)。19 日には1月7日以来で初めて1ドル=94円を突破した。一方、円は対ユーロで0.2%下げ、119円63銭(前日は119円37銭)。

  主要6通貨のバスケットに対するICEのドル指数は1.1%下げ 86.488と、2日連続で低下した。2月18日には88.254に上昇、昨年11月21日(2006年4月以来の最高値)以来最高に達した。

  朝方の取引ではドルは大半の主要通貨に対して上昇していた。世界的な株安を背景に安全通貨としてのドルに買いが集まった。ドルはその後、ニューヨーク時間午前11時45分頃を境に下落に転じ、それまでの上昇分を失った。

ロング・ポジションで捕まる

  スコシア・キャピタルの為替トレーディング担当ディレクター、スティーブン・バトラー氏(トロント在勤)は「金融株の急落で、ドルを買い持ちにしていた市場参加者が意表を突かれた形になったのは明らかだ」と述べた。

  ドルは対スイス・フランで1.8%下げ、朝方の1.3%の上昇分を失った。ドルは対オーストラリア・ドルでも朝方1.3%上昇した後、 0.4%下げた。

  メキシコ・ペソは対ドルで一時1.5%下げ、過去最低に落ち込んだ。メキシコ中銀が政策金利を0.25%引き下げ、7.50%としたことがきっかけ。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は7.25%への引き下げとなっていた。

  円は週間ベースでは対ドル1.3%安、対ユーロ1.2%安。これでいずれも4週連続安。ドルは対ユーロでは前週比ほぼ変わらず。

株安

  MSCI世界指数が9日連続で下げ、1.6%低下したほか、S&P 500種株価指数は1.1%下げた。シティグループとバング・オブ・アメリカは国有化されるとの懸念から、それぞれ16%以上値下がりした。

  クリストファー・ドッド米上院銀行委員長(コネティカット州、民主党)は20日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、いくつかの銀行については、短期的に国有化する必要があるかもしれないとの見解を述べた。

  RBCキャピタル・マーケッツのシニア通貨ストラテジスト、マシュー・ストラウス氏(トロント在勤)は「今回の金融危機にはサプライズが多い」とし、「市場は悪材料を十分に織り込んだつもりでいたが、蓋を開けてみれば事態は予想以上に悪かった」と述べた。

トリシェECB総裁の「課題」

  欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は20日、パリでのイベントで、世界的な信用危機が金融システムに「深刻な課題」を提示していると発言した。ECBは次回3月5日の会議で政策金利の追加利下げを実施する可能性がある。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は現行の2%から0.5%の利下げとなっている。

NY金(20日):急伸、金融不安で安全資産買い-1000ドル突破

2月20日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場はほぼ1年ぶりに1オンス=1000ドルを突破。株価の続落と景気後退の深刻化を背景に投資家の不安が高まり、価値保存手段として金に対する需要が高まった。

世界的に株安が広がる中、2008年初来、株価は54%下落している。景気後退が深刻化し、企業の利益を損なうとの懸念が強まっていることが背景。政府が利下げを実施し、景気対策に数兆ドルを費やす中、投資家はインフレ・ヘッジとして金投資に向かっている。金需要の高まりとともに、金連動型ETF(上場投資信託)の金保有量は過去最大に膨らんでいる。

商品調査会社ロジック・アドバイザーズ(ニュージャージー州)のパートナー、ウィリアム・オニール氏は「金融システムの混乱に対する懸念が広まっており、これが世界中の市場を圧迫している」と指摘。「悪材料が重なり、安全資産として金の需要が強まっている」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場4月限は前日比25.70ドル(2.6%)高い1オンス=1002.20ドルで終了した。一時は昨年3月18日以来の高値である1オンス= 1007.70ドルまで上昇した。金先物は、2008年に相場が上昇した唯一の金属先物であり、2000年以来毎年相場が上昇している。年初来では 13%値上がりしている。