2010年1月9日土曜日

ベネズエラ、通貨切り下げ=インフレ高進懸念も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100109-00000059-jij-int

1月9日15時2分配信 時事通信

 【サンパウロ時事】ベネズエラ政府は8日、通貨ボリバル・フエルテの切り下げを発表した。11日から実施する。輸出向け生産活動の活性化などが狙いだが、国内経済が輸入品に大きく依存する中、既に年率25%超の水準にあるインフレがさらに高進する懸念が出ている。
 社会主義政策を進めるチャベス政権は2003年に固定相場制に移行。08年にはインフレ対処のためデノミ(通貨呼称単位の変更)に踏み切った。だが、現在1ドル=2.15ボリバルの公定レートに対し、闇取引の実勢相場はその3分の1近くに下落。著しくかい離した状態が続き、切り下げ圧力が強まっていた。

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