2010年1月9日土曜日

シカゴ大豆:3週間で最大の下げ-中国による成長抑制の動きを嫌気

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=aoAb_Strh2Qc

1月7日(ブルームバーグ):シカゴ商品取引所(CBOT)の大豆相場は7日、過去3週間で最大の下落率を示した。世界最大の大豆輸入国である中国が経済成長とインフレの抑制を目指す意向を示したことが要因。

  中国は過去最高の伸びを示している経済成長を抑制する方針を示し、中国人民銀行(中央銀行)が7日実施した公開市場操作(オペ)では、3カ月物手形の発行利率が19週間ぶりに上昇した。アジアの株価指数は低下し、成長が鈍化するとの見方から商品19銘柄で構成するロイター・ジェフリーズCRB指数は今年に入って初めて反落した。

  ノーススター・コモディティー・インベストメンツ(ミネアポリス)のバイスプレジデント、マーク・シュルツ氏は、「中国による流動性引き締めの動きが大豆相場に下押し圧力を加えている」と指摘。昨年9月以降の中国による大豆購入量は過去最高水準に達したが、「輸入が鈍化する可能性がある」との見方を示した。

  CBOTの大豆先物相場3月限は、前日比33セント(3.1%)安の1ブッシェル当たり10.26ドルと、中心限月としては昨年12月17日以降で最大の下落率を示した。

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