2011年12月25日日曜日

欧州周辺国、数カ月のうちに銀行取り付け騒ぎに-ヘイマンのバス氏

12月15日(ブルームバーグ):ヘッジファンドマネジャーのカイル・バス氏は、数カ月のうちにギリシャとポルトガル、スペインの銀行で取り付け騒ぎが起きるとの見方を示した。同氏は2009年、複数の国が3年以内にデフォルト(債務不履行)すると予想した。

  ヘイマン・キャピタル・マネジメントを経営するバス氏は、投資家宛ての書簡で「この週末にラトビア国民がATM(現金自動預払機)に殺到したが、同じことが欧州の周辺国全体で数カ月のうちに起きるだろう」と予想。「銀行預金は現在、加速度的に減少している。驚くべきなのは、もっと早く起きていなかったことだ」と付け加えた。

  ラトビアでは、預金者が資金にアクセスできなくなるとの観測が広がり、11、12両日に国内にあるスウェーデンの銀行スウェドバンクのATMから約5400万ドル(約42億円)が引き出された。

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