2011年2月5日土曜日

ファーバー氏:ロシア株は「非常に割安」-指標株価指数は10%上昇も

2月2日(ブルームバーグ):ニューズレター「グルーム・ブーム・アンド・ドゥーム」の発行人で投資家のマーク・ファーバー氏は、ロシア株は「非常に割安」で、同国の指標株価指数は「今すぐに」10%上昇する勢いだと述べた。

ファーバー氏は2日、モスクワでブルームバーグテレビジョンの番組「ザ・パルス」でアンドレア・キャサウッド記者とのインタビューに応じ、「欧米のメディアがロシアについて全く疎く、政治システムや汚職について常に否定的に報道しているため、ロシア市場は正しく評価されていない。汚職がひどいのは欧州や米国でも同じだ」と指摘。「テクニカル的には、相場は今すぐに上抜けし、少なくとも10%上昇すると思っている」と語った。

ブルームバーグの集計データによると、指標のMICEX指数構成銘柄の今後1年間の予想利益に基づく株価収益率(PER)は7.5倍。これに対し、中国本土株の指標、上海総合指数の予想PERは12.8倍、インドのセンセックス30種株価指数では14.7倍、ブラジルのボベスパ指数は10.7倍となっている。

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