2010年11月17日水曜日

ソロス氏が金投資削減、ポールソン氏は大口保有継続-7-9月期

11月16日(ブルームバーグ):資産家ジョージ・ソロス氏が金連動型ETF(上場投資信託)「SPDRゴールド・トラスト」の持ち分を7-9月(第3四半期)に減らしたことが当局への届け出資料で明らかになった。一方、ポールソンを経営する資産家ジョン・ポールソン氏は大口保有を継続し、強気な見方を維持した。

  15日の米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、ソロス氏率いるソロス・ファンド・マネジメントは9月30日時点で、保有していたSPDRゴールド54万7689口を売却。ブルームバーグの算出によると、この売却はソロス氏が保有するSPDRゴールド口数の約10%に相当し、売却は3四半期連続。ただソロス・ファンドの上場証券・投資信託持ち分の中で、SPDRゴールドは依然として金額ベースで最大となっている。同氏は1月に、金は「究極のバブル資産」だと指摘していた。

  一方、ジョン・ポールソン氏率いるポールソン社は9月30日時点で、持ち分全体の7.4%に相当するSPDRゴールド3150万口の保有を継続。15日の届け出で明らかになった。

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