2010年1月11日月曜日

通貨切り下げのベネズエラ、インフレ警戒で軍隊派遣し価格監視

(CNN) 南米ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は10日、対ドル固定相場で同国の通貨ボリビア・フエルテの切り下げに伴い価格が上昇する恐れがあるとして、市場などに軍隊を派遣し、物価の推移を監視させると発表した。
ベネズエラでは2005年以来、対ドルの相場レートは1ドル=2.15ボリバル・フエルテで固定されてきた。
しかし、チャベス大統領は8日、1ドル=4.2ボリバル・フエルテに変更すると発表。ただし、食料品や医療品など「必需品」については、1ドル=2.6ボリバル・フエルテにほぼ据え置くとしており、輸入品目によってレートが異なる二重通貨制になる。実施は11日から。
チャベス大統領は自身のテレビ番組で、通貨レートの変更に伴い生活必需品において「不当な値上げ」が懸念されると指摘。軍隊や警官を街中に派遣し、価格を監視させると述べている。

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