2008年12月14日日曜日

日中韓首脳共同記者会見での麻生首相発言(抜粋)

『特に我々3首脳は、金融市場の安定に向けて、お互いに助け合うため、日本、韓国、中国と韓国の間でそれぞれ通貨を融通しあう、スワップ、通過の融通のことです、スワップ増額が今般決定されたことを歓迎しております。また、東アジア地域におきます通貨のセーフティーネットでありますチェンマイ・イニシアチブの強化や、またアジア開発銀行(ADB)の資本増強が必要との点でも一致しました。』


[福岡 13日 ロイター] 麻生太郎首相と韓国の李明博大統領は13日午前、福岡市のホテルで会談し、世界的な金融危機の影響などを中心に幅広く意見交換し、その克服に向けて協力することで一致した。
 日本政府筋によると、両国中央銀行が通貨スワップ協定の規模を一時的に増額することで合意したことについて、李大統領が謝意を表明。麻生首相もこの合意について歓迎したいと述べた。
 また、両首脳は、次回の会合に向け緊密に連携することで確認した。
 日韓の中銀は12日、日韓スワップ取り決めの引き出し限度額の一時的増額を発表した。日銀は、韓国銀行との間での円??ウォン貨のスワップ取り決めの引き出し限度額を30億米ドル相当の円またはウォンから200億米ドル相当の円またはウォンに増額する。この措置は、2009年4月末までの時限措置。

[14日 朝日新聞] 日韓間の通貨スワップ拡大については首脳会談当日に目玉として発表する予定だったが中国側の反発で1日前倒しで正式発表されたという。
韓国とのスワップはこれまで日本が130億ドル、中国が40億ドルだったが、今回の拡充で両国とも約300億ドルになった。


「30億米ドル相当の円またはウォン」はロイターの誤植でしょうか?
『この措置は、2009年4月末までの時限措置』という記載は新聞にはありませんでした。
4月末までに為替の変動(円安)を起こすということであれば、
レパトリによる円高の極(1~2月?)で実施し、1月20日(火)のオバマ次期大統領の就任式からドル高シナリオ 或いは
レパトリ前に実施しドル高円安にした上でレパトリさせる。自動車メーカーなどの輸出産業にとっては決算を控え非常に助かるシナリオ
私は②のシナリオで年内円安があるような気がします。
現在USD/JPY 91.155  Gold 1トロイオンス 820.50
USD/JPY日足は、たくり線。11月中旬高値から丁度1月ということもあり、本当の底打ちはまだ先ながら反動高の兆し。 

2008年8月15日 高値 110.660000
2008年10月24日安値 90.879900 19.7801
2008年11月4日 高値 100.550000 9.6701 48.9%戻し
2008年12月12日安値 88.339900 12.2101 38.2%戻し 4.66    93円
                             50%     6.1     94.43円
                             61.8%   7.54  95.8799円

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